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2015
02.02

1月の読書(2015)

Category: 読書録
1月はいく・・・とか言うらしいけれど、長かった1月。

さて、1月の読書録。小説がまったく読めませんでしたね。。。

道浦母都子『無援の抒情』(岩波書店)
岩尾淳子『眠らない島』(ながらみ書房)
きたやまおさむ よしもとばなな
『幻滅と別れ話だけで終わらないライフストーリーの紡ぎ方』(朝日出版社)
吉岡太朗『ひだりききの機械』(短歌研究社)
木下こう『体温と雨』(砂子屋書房)*再読

◆長いタイトルの・・・きたやまおさむ、よしもとばなな対談本。
かれこれ20年近くよしもとばななを読みつづけているので、
もはやその世界の住人のような感覚になるときがある(?)
この本、1年くらい前に購入し、少しだけ読んで置いておいて、
ふとまた読んだら、かなり良かった。特に「創造性」についての記述。

「私」を描き出すことが人生の創造性(p146)

良いタイミングで出会った本。
不思議なもので、わたしの本との出会いは現実とのシンクロニシティがかなりある。


◆木下こう『体温と雨』の批評会へ行ってきた。(人生二度目の批評会)
たぶん色々他のところでも批評会の様子は知ることができると思われ、
最も印象的な話のみ書くと、歌集のなかに「他人が死んだ歌がない。でも、歌わない形で死が存在している」という吉川宏志氏の言葉。詠まないことで詠む、そういうこともできるのかと目からうろこでした。。。
ほかにもレジュメにいろいろ書き込んだけれど、咀嚼にしばし時間がかかりそうなのでまた今度。
比喩の魅力を感じさせる一冊だと思う。

◆震災から20年。
高校受験のときに、仮設住宅が残っていて、
そのあいだの道に白い雪がつもっていく風景をこの時期になると思い出す。
思い立って、随分前(なんと7年の歳月を経て!)に書いた詩を再掲しておきます。
7年前、友人の演劇の手伝いでこの時期ずっと神戸に通い詰めてたり・・・照明係。
詩はとても身を削りすぎるので、しごとしはじめてから書いてないね。まず読みたいね。。。
以下のURLからか、カテゴリーの「詩」より見れます。

http://slowriver.blog109.fc2.com/blog-category-14.html


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2015
01.06

12月の読書(2014)

Category: 読書録
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくおねがいします。

12月は津の歌会に行きました。
ずっと行けずじまいで気にかかっていたので、ほっとしました。
とても大切な時間となりました。

さて、12月の読書記録。

道浦母都子『風の婚』(河出書房新社)
穂村弘『短歌という爆弾: 今すぐ歌人になりたいあなたのために』 (小学館文庫)
穂村弘『シンジケート』(沖積舎)
穂村弘『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ) 』(小学館文庫)
斉藤茂吉『赤光』(新潮文庫)

勉強会のために読み始めた穂村弘さんの本。
個人的には『短歌という爆弾』のあとがきが勉強になりました。
「『赤光』を読む」、という結社の冊子に載る文章を書くために茂吉さんを・・・
年末年始はずっと茂吉さんのことを考えていたかもしれない。

斉藤茂吉といえば、「のど赤き~」の歌が教科書に掲載されていて、
幼こころに何か不吉なものを感じ、避けてきたのです・・・実は。
こころして今回は読みました。
自分より100年も前に生まれたひとの歌を読む、という貴重な体験。
全然古さを感じず、現実と空想のあわいを読むようでおもしろい表現もあり、
読んでよかったと思う。今まで不勉強、読まず嫌いでしたね。

短歌関係の本は読み進めているのだが、小説が読めない…積み本が増殖中です。
こつこつ読もう。
今年もたくさん新しい本と出会えますように。


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2014
12.20

執事日記①

第1回昭和の終わり歌会(勉強会)記録 

2014年12月13日(土)於 神戸
参加者 8名+途中1名
 
【ニューウェーブ世代、もしくは好きな歌集より5首】(ニューウェーブ、同時代含める)
以下、参加者が勉強会で取り上げた歌人・歌集(敬称略)
① 西田政史『ストロベリー・カレンダー』
② 加藤治郎『マイ・ロマンサー』
③ 紀野恵の王国について
④ 大辻隆弘『水廊』
⑤ 吉川宏志『青蝉』
⑥ 穂村弘『手紙摩まみ、夏の引っ越し(ウサギ連れ)』
⑦ <演出家>としての穂村弘-『シンジケート』における助詞の用い方
⑧ やすたけまり『ミドリツキノワ』

途中から参加されたOさんにより、ニューウェーブ世代について「わがまま」(ポジティブな意味だと思う)というキーワードが出されました。それから、「求めていなくても手に入ってしまう」という時代であるが、「どこかでこれは(※何でも手に入るということ)は続かない、という不安」を含んでいるという発言も印象に残りました。

キーワード:「わがまま」 欲望への順接性 記号 表記 消費の世代(しかし豊かではないことも知っている) 壊れるものへの不安(本当はこんなものは続かない、というフワフワ感) 反発としてのニューウェーブの影響 時代と文体

反省:話の中では出てきたが荻原裕幸さんを読んできた人がいなかったので(絶対誰か読んでくるはずという思い込みがあったのかも)、どこかで読みたい。事前に誰がどの歌人についてみてくるかを把握しておく必要あり。盛りだくさんの内容のため、時間足らず(そのため歌会が懇親会に突入した)。

☆執事は、今回穂村弘さんについてレジュメつくりました。
 穂村弘さんの『短歌という爆弾』のあとがきがおもしろかったのです。
 もう少し時間をかけて今月は穂村さんを読む。
 こうやってだんだん穂村ワールドが好きになっていくのね。
☆手書きのレジュメがあり、クオリティが秀逸すぎて執事はうなりました。絵がうまいっていいなあ。




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2014
12.20

執事日記 プロローグ

 こんばんは執事です。

 短歌の勉強会を同世代ではじめた。きっかけは、結社の歌会の帰り道「今度飲みにいこう♪」という一声から、いつのまにか真面目な勉強会の話に。そして、最初にニューウェーブ世代の歌集を読むことに決まった。執事がゆるゆる続けられることを考えて、今のところほぼクローズドの会(その場の意見は風通しいいけどね)。

 執事は82年生まれである。でも、1980年代の記憶はほぼない。
 物心ついたときにはバブルは崩壊し、阪神大震災やオウム事件など社会不安が広がるなかで10代を過ごした。また、神戸の殺傷事件など少年犯罪が起こり、「心の闇」なる不思議な言葉が現れた。そういう時代に育って大人になった世代である。
 目に見える確実なものがあり続けることはない、ということをどこかで知ってしまっていると思う。わかりやすい幸せの枠組みをたどることはないけれど、不幸だともいえない。毎日少しずつ形を変えながら、見えない幸せを再構築しているような?
 多様な人がいるから、同世代で一括りにするというのもできないでいるけれど、平成生まれとは何かが違う気もしている。

 短歌について勉強する場は、学生短歌会や結社が中心となっている。執事は社会人になってから歌を詠み始め、結社にも所属している。結社での学びも大切であるが、同世代で短歌や短歌の生まれた時代背景について語り合うことはとても貴重な時間になると思う。時代をふまえた「読み」ができることも、自分が歌を続けていくために大きく寄与するだろう。同世代で「ゆるガチ」な会をはじめていくことも今の自分には意味があるのだろう。

「執事」なんて、あやしい呼び名なのだが、こっそり段取りしつつ楽しい会が続いていけばいいと思う。≪勉強会=世話のかかる坊ちゃん?≫かもしれないね。



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2014
11.29

11月の読書(2014)

Category: 読書録
夏と冬とどちらが好き?と聞かれたら冬。

さて、つい先日17年ぶりに偶然にも恩師に会った。
「いまのことを書いておくんだよ。」と言われたので、読書記録をつけようと思う。
日記をつければいいのだが、すぐ忘れそうなので・・・
読書ノートは、10代の時にはつけていたんだ。
2冊くらいはある。

では、2014年11月の読書記録。

後藤正治『清冽 詩人茨木のり子の肖像』中央公論新社
よしもとばなな『鳥たち』集英社
ほしよりこ『逢沢りく 上下巻』文芸春藝社
海野チカ『3月のライオン 10巻』白泉社
沙羅みなみ『日時計』青磁社
永田和宏『現代秀歌』岩波新書

よれよれのこころのときには、茨木のり子を読むと背筋が伸びる。
休みやすみ読んだ評伝だが、丁寧な筆致で茨木のり子に迫っていく。
のり子さんのような、明確なメッセージをもった作品を作ってみたい。

今月の自詠一首(未来11月号より)

受話器から君の奏でる月光を静かに聴きし我の思春期 (オリカ)


短歌の結社、未来短歌会に2014年入りました。以前のところと二つです。
未来には1月に入ったのだが、少しいろいろ逡巡していたことがあり、
詠草を送るのが遅くなってしまった。11月号より登場しています。
未来のみなさま、よろしくお願いします。

未来という結社は、選者制で、わたくしは、黒瀬珂瀾先生の欄「陸から海へ」にいます。
なにかしら、たぶん3度くらいお会いする機会を逃していたのだが、
この11月の批評会でお会いできました。
数年前の砂子屋書房の「日々のクオリア」をよく読みながら、
的確な文章だなあ・・・と思っていたこと・・・
いや、細かな理由よりも、「直感的にここだ!」と思って入ったのでした。。。
のびのび詠んでこー!

大きな結社は、それだけ人もいて、刺激がたくさん・・・荒波にもまれてみたり?するのかな。
難破しそうになったら、照らしてくださいね。


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